初心者にお勧め!NISA・つみたてNISA・iDeCoを徹底比較!

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2014年から開始した「NISA」、2018年から開始した「つみたてNISA(積立NISA)」と、近年ほぼすべての現役世代が加入対象となった「iDeCo(個人型確定年金拠出年金)」が注目を浴びています。

正直かなりお勧めの制度が組み込まれていますので、初心者である方の為に、それぞれの違いやメリット・デメリットをわかりやすくご紹介したいと思います。

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NISA・つみたてNISA・iDeCoの比較表!

通常証券口座NISAつみたてNISAiDeCo
新規投資可能期間制限なし最長5年間
(2023年まで)
最長20年間
(2037年まで)
今後変更する可能性あり
60歳になるまで
非課税対象期間なし投資した年から
最長5年間
投資した年から
最長20年間
70歳になるまで
年間投資上限額上限なし120万円40万円14.4万円~81.6万円
(職業などによる)
非課税対象なし運用益が非課税運用益が非課税・運用益が非課税
・掛金が所得控除の対象
・受取時に控除あり
投資対象商品制限なし株式・株式投資信託
ETF・REITなど
金融庁の基準を満たす
投資信託・ETF
定期預金・保険
・投資信託
投資方法制限なし制限なし積み立て・毎月積み立て
・年単位一括拠出
途中引き出しいつでもOKいつでもOKいつでもOK60歳まで原則NG
口座開設・管理手数料必要不要不要必要

3つの制度の共通メリット!

共通メリットといえば、なんと言ってもこれ!運用益が非課税であることです!

銀行預金の利息や、投資で得た利益には、一律約20%の税金がかかっています。あの雀の涙もないような銀行預金の利息にも約20%の税金がかかっていたと知ったときは言葉を失いました。

さて、じつはこの3つの制度、なんとこの「約20%の税金をチャラにしてあげましょう!」という制度なのです。

NISAのメリット・デメリット!

NISAで投資できる商品は、国内・海外の株式や投資信託、ETF、REITなどです。また、積み立てではなく自分が取引したいときに売買できるため自由度の高い投資ができます。

年間120万円まで投資ができ、その運用益にかかる税金が非課税になります。非課税になる期間は5年間です。

確かにデメリットはあります。投資期間が2023年までとされていることや、2019年購入分からはロールオーバー(非課税枠を翌年に移管する制度)ができなくなっていること、つみたてNISAとの併用ができないことなどです。

つみたてNISAのメリット・デメリット!

つみたてNISAで投資できる商品は、金融庁が定めた基準を満たす「投資信託」や「ETF(上場投資信託)」となっております。2019年10月1日現在で173本あります。この商品から選び積み立てで投資をおこなっていきます。

年間40万円まで投資ができ、その運用益にかかる税金が非課税になります。新規に投資できるのは2037年までとなっております。*2019年10月7日のヤフーニュースでこの期間が投資から20年間を確保するという案が出ているとのこと。今後の動きが気になるところです。

デメリットがあるとしたら、NISAと同様ロールオーバー(非課税枠を翌年に移管する制度)ができないこと。NISAとの併用ができないこと。初心者にとってはメリットかもしれませんが、投資商品が非常に少なく限られているというデメリットという面もあります。

iDeCoのメリット・デメリット!

iDeCoで投資できる金融商品には、株式や投資信託の他に、定期預金などの元本確保型商品があります。株式投資の初心者の方、将来の老後の為だから元本割れだけは避けたい!という方にメリットがあるといえます。なぜなら、iDeCoは節税効果があるからです。毎月支払っている所得税と住民税が節約できるのです。

またちょっと難しいですが、いざ60歳になり年金を受け取るときにも、通常かかる税金計算ではなく、「退職所得控除」または「公的年金等控除」を利用することができ、税金が抑えられます。

メリットでしかないように思えるiDeCoにもやはりデメリットはあります。毎月どうしてもかかる手数料が発生すること、年間投資できる上限が低いこと。そして、60歳未満まで原則現金化することができないことです。

運用目的でどれに投資するか決めよう!

「将来、定年後に豪華客船で世界一周に行こう!」や「5~10年後にマイホームを建てよう!」などの目的によって使い分けを考えてみるといいでしょう。

もし、「将来、定年後に豪華客船で世界一周に行こう!」という目的があるなら「iDeCo」をお勧めしますし、「5~10年後にマイホームを建てよう!」という目的が強いのならNISAやつみたてNISAをお勧めします。さらに、「より短期間で多くの資金を運用して稼ごう!」と思われているのであれば上限がより高いNISAをお勧めします。

例えば、つみたてNISAとiDeCoの両方利用することも可能ですので、無理のない程度で両方の目的達成のために運用されてもいいかと思います。

いずれにせよ、デメリットも確かにありますがメリットが非常に多い制度、この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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