会計系の2大士業の1つである税理士は、非常に人気のあり、国家資格を持っている人しか行うことのできない独占業務が数多くあります。しかし、簡単に税理士になれるようなものでもないのは確かですが、国家資格を取得してしまえば、開業等、やり方次第で高収入を目指せます。
さて、そんな税理士ですが、いったい仕事の魅力とはどのようなものがあるのか、ご紹介したいと思います。
税理士の平均年収は一般サラリーマンよりかなり高め
税理士には大きく3つに分けることができます。自分の事務所を開設している開業税理士、税理士法人などに勤めている社員税理士、一般企業に勤めている企業内税理士がいます。ざっくりそれぞれの平均年収の大小を表すと下記の通りになります。
開業税理士 > 社員税理士 > 企業内税理士
開業税理士は、すべての税務を自分の名前で行うことができ、平均年収はかなり高めになっています。実際、私の友人は、開業税理士として1年目から年収1500万円を稼いでいます。しかも、税金対策のため、あえてその金額にしたというほどです。全員がそれぐらい稼いでいるとは言えませんが、少なからずそれぐらいの年収は可能ということは確かです。一方一番低い企業内税理士でも一般サラリーマンの平均年収と比べると年収は高めと言えます。国家資格強し!です。
開業することで働き方が自由になる
税理士の1番の魅力といっても過言でないのは、独立して自分の事務所を持つことです。税理士はそれが可能な資格です。そのため、社員税理士の中には、いずれは自分で事務所を開設し、経営していきたいと思っている人も多いのも事実です。開業することで自分の働き方を自由に決めることができ、自由度はかなり増します。
また、一般の営業サラリーマンと違い、急に電話がかかってきて「すぐに来てくれ!」とかがなく、電話のほとんどがその場解決、後日回答ということであり、電話に振り回されることはありません。
また、開業する場所ですが、納税者がいる限り税理士の仕事はあるため、ほかの一般企業のように都市部に限らず、地方都市や田舎であっても比較的自由に働くことが可能な点も魅力な点の1つです。
需要がなくなる心配がない
世の中は常に変化し続けています。その中で需要がなくなり無くなっていった仕事は数多くあります。しかし、税理士が扱うのは税金です。税金は国が存続する限り存在するものでありますから、国が消滅しない限り税理士の需要がなくなる心配はありません。
また近年、消費税の改正など税金そのものが複雑化していっております。そのため、税金の知識のない人が自力で納税するのが難しくなるため、将来的にも税理士の仕事がなくなることは考えにくいでしょう。
たくさんの人々の役に立つことができる
数多くの税金、これは日本に関わる個人、企業であれば少なからず何らかの税金を納める義務が発生します。消費税のように私たちの生活に一番身近なものもあれば、法人税や相続税のように高度な専門知識を要するものもあります。
このため、税理士は、個人や企業の規模関係なく、田舎の八百屋さんから超大企業法人まで、たくさんの人々から必要とされております。
国の税収を支え社会貢献することができる
税理士の仕事は、納税者が適正かつ円滑に納税できるよう手助け又は代行することです。 その点で、国の大切な財源である税収に直接貢献できます。
またその税収は様々な公共サービスなどに運用されますので社会貢献しているといえるでしょう。そう考えると税理士という仕事は非常に魅力のあるものであることがわかります。
若いうちから活躍できる場がある
税理士は非常に専門性の高い職業であり独占業務が数多くあるため、年齢に関係なく、税務知識や実務スキルといった実力が重視されやすくなっております。もちろん、業務を始めたばかりの新米税理士にいきなり難しい仕事を任せてくれることは少ないとは思いますが、少なくとも、一般企業で働く場合よりも専門性のある仕事を早いうちからできます。
自分よりはるか年上の社長から「先生」と呼ばれ、良き相談相手として頼りにされることで、成長しようという意欲がさらに増し若いうちから成長できるでしょう。
直接社長をサポートできWIN-WINの関係になれる
一般的に税理士は、社長と直接のやり取りをして税務サービスを提供し、長期的なビジネスパートナーとしていくことです。これは、一般のサラリーマンではなかなか出来ないことであり、税理士だからこと出来ることであります。
いまや、税理士はただ申告業務を代行するだけでなく、多くの知識やノウハウを得て、マーケティングや経営コンサルティングすることも必要です。節税や融資の相談はでてきます。もちろん、相談される前にこちらから提案できるようになることは言うまでもありません。
また、社長から税務面以外の相談事などを聞くことにより、社長のことを知り会社のことを知ることで、そこに信頼関係が生まれ、社長から顧問先の紹介を受けることができたりします。
様々な業界の人、会社と出会い関わり合える
税理士はさまざまな企業の税務を担当します。その業界は数え切れないくらいあります。飲食店から美容室などのサービス業から製造業、建設業や物づくりの職人、その他様々な業種の会社を見ていくことができます。もちろん、特化した業界にのみ税務を担当する税理士もいますが、基本的にはどの業界の企業も税務は必要とするため、幅広い業界の人、会社と関わり合えることが可能となります。
以上から、税理士事務所ほど多くの業種を見ることができる職業はありません。税理士という立場でなければ、出会えないような業界の人とも出会う可能性があることが、税理士の仕事の大きな魅力です。
まとめ
税理士の仕事には、国家資格を持っている人しか行うことのできない独占業務を行えます。これは言い換えると国から厳格に守られているということです。しかも独立開業という自由度もあるということも魅力です。
さらに言えば、独立開業を推してきましたが、そこまではいかずとも、税理士の資格を取得すればかなりといっていいほど社会的地位は向上します。国家資格恐るべしです。もちろん今働かれている会社でのキャリアアップや転職時の強力な武器となるのは間違いないでしょう。
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