経理として毎日奮闘する中、三井住友銀行㈱より1通の案内が届きました。
内容は「各種手数料の新設・改定」であり、その中には約束手形帳と小切手帳の文字も…どれどれと目を通していると驚くべき改定がされていました。
ここでは、約束手形帳・小切手帳の各銀行の金額と、今後についてご紹介したいと思います。
三井住友銀行㈱からの改定内容
約束手形帳と小切手帳の改定内容はズバリ金額でした。現行は約束手形帳・小切手帳1冊あたり2,200円だったものが、2020年4月1日からなんと!1冊あたり11,000円となるといった改定でした。
まさかの5倍!これには目を疑いました…
1冊は50枚つづりとなっており、今まで1枚が44円だったのに、今後は1枚あたり220円となるわけです。
これほどの値上がりは過去に見たことがありません。
3大メガバンクの約束手形帳・小切手帳比較一覧表
こうなってくると他の銀行が実際どれくらいで約束手形帳・小切手帳を買うことができるのか気になるところ。
3大メガバンクである、三井住友銀行㈱、三菱UFJ銀行㈱、みずほ銀行㈱のそれぞれの値段を比較してみましょう。
2020年3月31日まで
三井住友銀行㈱ | 三菱UFJ銀行㈱ | みずほ銀行㈱ | |
約束手形帳1冊 | 2,200円 | 3,300円 | 3,300円 |
小切手帳1冊 | 2,200円 | 2,200円 | 2,200円 |
2020年4月1日から
三井住友銀行㈱ | 三菱UFJ銀行㈱ | みずほ銀行㈱ | |
約束手形帳1冊 | 11,000円 | 3,300円 | 3,300円 |
小切手帳1冊 | 11,000円 | 2,200円 | 2,200円 |
過去には、2019年4月に三菱UFJ銀行が約束手形帳・小切手帳の当時の金額から3倍値上げをしたといったという経緯があります。
このご時世、紙媒体や窓口取引の値上げは避けることができないのか…
だとしても一気に上げるのだけや止めて欲しいと思うばかりです。
約束手形帳・小切手帳の今後
3大メガバンクをはじめ大手銀行が約束手形帳・小切手帳など一般企業との取引を中心に手数料引き上げを進めています。一方、ネットバンキングなど窓口を介さない手数料は据え置いております。各銀行がネット取引への移行を進めているような印象を受けます。
なぜこのような自体が発生しまっているのか疑問に思うところですが、その原因の1つにマイナス金利の長期化が影響しているかもしれません。
今後、三井住友銀行㈱以外の銀行も改定される可能性は多いにあると考えられます。
実務に携わる人であれば知らなかったとはいえない重要な事であると思います。瞬時に対応できるよう早めの対応を心がけていきたいところです。
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