【歌練習】すぐ効果があるテクニック14選

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アドバイス1 今すぐに大きな声を出したい

大きくよく響く声は、それだけで存在感がありますね。ここでは、すぐに効果が出る、よく響く声の出し方を紹介します。

まずティッシュペーパーを4、5枚軽く丸めます。そしてつぶさない程度に前歯でかみ、唇でしっかりとはさんでくわえましょう。

つぎにティッシュペーパーをくわえたまま、「ア~ア~ア~」「アーアッ!」と交互に声を出します。このとき気をつけたいのは、鼻から空気が抜けないようにすること。ティッシュペーパーに向かって、喉の奥ではなく口元に集中してしっかり声を出すのがポイントです。こうするとよく響く声を出すときに必要な呼吸を身につけられるため、余計な空気を吐かずに効率よく声を出せるようになります。声を出して息を吐ききったら、鼻から息を吸って繰り返しましょう。

これは1分ほど続けただけで、何倍も声が大きく聞こえるほど効果抜群!とても簡単なのでぜひ試してみて下さい!

アドバイス2 今すぐによく通る声を出したい

ここで紹介するのは、歌う直前に役立つ方法を紹介します。練習いらずで、すぐに効果を実感できるので、ぜひ試してみましょう。

まず、500mlの空のペットボトルとつまようじを用意。ペットボトルの底に2、3ヶ所穴を開け、中につまようじを入れます。あとは、ペットボトルをくわえて「ア、イ、ウ、エ、オ」と一語一語はっきりと声を出すだけです。

きちんと響く声が出ていたら、一語ごとにつまようじが震えるはず。逆につまようじが動かないなら、その言葉はこもった声になっているという証拠です。

つまようじを震わせるためには、ある程度大きな声で、しっかりと唇の表面を響かせ、口の正面から声を出すよう意識する必要があります。口から空気が漏れたり、喉の奥から声を出したりすると声がこもって響きません。つまようじが震えているか、目で見ながら発生練習をして本番に臨みましょう!

アドバイス3 今すぐに太く響き声を出したい

声の「太い」「細い」という表現があります。それぞれ利点がありますが、とくに声が太いと、よく響いて多くの人の印象に残りやすくなります。人前で歌うときは、いわゆる太い声のほうが効果的といえます。

声の太さは、もともとの声質や個人差にもよりますが、実はちょっとしたコツで変えることができます。

通常、喉ぼとけが下がり、喉の奥が大きく開いているときには太い声、逆に喉ぼとけを上げ、喉を細く締めているいると細い声になります。つまり、喉ぼとけを上げ下げすることで、声の太さを変えることができるわけです。

そして、喉ぼとけの高さは舌の位置によって変化します。舌先は歯の裏側につけながら、舌を下あごにつけるようにぐっと下がれば、喉が開いて太い声になります。逆に舌を上あごにつけるように上がれば、のどが細く絞られるのです。

オペラのように、朗々と声を響かせたいときは舌を下げて声を出す、逆に、かん高い声を出したければ舌を上げて声を出す、と覚えておきましょう。

アドバイス4 練習せずにイメージ通りの声を出したい

通常、歌を歌うときには、胸を張ってお腹の中から声を出すようにイメージすると言われています。胸を張って大きく口を開けば、肺に空気がたくさん入り、声を出すのがそれだけで楽になるからです。しかし、すぐに効果を実感できない人もいるかもしれません。

そこで、ここでは逆のやり方を試してみましょう。まず体を前に倒し、手の力を抜きます。そして前かがみのまま、「ハーーー」と息を吐いて、リラックスしたところで「ハッ、ハッ、ハッ」と息を吐きながら声を出します。声を出すたびに、お腹が膨らんだりへこんだりするのがわかるはずです。つまり、自然と腹式呼吸になっているわけです。腹式呼吸をしているのがわかったら、最後に「あっ、あっ、あっ」と短く、息を止めたままでも発声しておきましょう。

本番前にこの姿勢で声を出しておくと、お腹から声を出す感覚をすぐにつかむことができます。すると、声に勢いがつき、高い声から低い声まで楽に出せるようになるので、いざというときのおススメです。

アドバイス5 喉を痛めず、楽に高い声を出したい

高い声を出すと、喉が痛くなることはありませんか?それは無理に声を出そうとすると、喉に負担がかかるためです。しかし、きちんとした呼吸で声を出せば、喉を痛めずに高い声が出しやすくなります。

まずA4サイズくらいの紙を、鉛筆の太さに丸めて筒状にしましょう。次に、ティッシュペーパーをちぎって直径1㎝ほどの玉を作り、筒状にした紙の先につめて準備完了。

そして、紙をつめていないほうの端をくわえて「プッ」と、素早く息を吐いてみましょう。吹き矢をイメージすれば、勢いよくティッシュペーパーが飛び出します。一気に息を吐くことで自然とお腹に力が入り、正しく息を吐く感覚が身につきます。

慣れたら筒をくわえずに「フーーー」と息を出し続け、くわえたときと同じような呼吸で声を出してみましょう。喉から声を出さず、吐いた息の声を乗せる感覚です。

いちど感覚が身につけば、「ホッ」と軽く息を吐くだけでも、正しい呼吸で声が出せるはずです。吐く息の強さで、張りのある声からソフトな声まで自由に出せるようになります。

アドバイス6 声を長く出し続けたい

同じ大きさで、長く声を出し続けることをロングトーンといいます。うまくロングトーンができないと、発声中に声が震えたり音量が変わったりしてしまいます。

さて、このロングトーンを身につけるには、まず声を遠くに届かせるイメージを持つことから始めます。大声で「オーイ」とか「イェーイ」などを言うとき、下から上に伸び上がるような発音をしますね。この発音が重要なポイントとなります。

発音がわかったら、次は姿勢です。太めのハンガーを一つ用意していただき、それを逆さにし、これを背中に当て腕でハンガーの両端を抱えましょう。そしてハンガーを背中にグイッと押し当てるように、腕を前に出します。背中が押された瞬間に声を出してみると、胸をはった姿勢で普段より長く安定した声を出すことができます。ハンバーを使わずに、他の人に背中をトンッと押してもらっても感覚がつかめるはず。

なお、胸を張って下から伸び上がるような発音で声を出すと、より「伸びのある声」になって、遠くまで声を響かせることができます。人前でしゃべる時にも役に立つので、意識して姿勢を作ってみましょう。

アドバイス7 息継ぎで歌に表情を出したい

歌っていると、どうしても息継ぎのときに声が止まってしまいますね。しかし、実は息継ぎも立派な声のひとつです。息を吸う「スー」という音、吐く「ハー」という音。こんな呼吸音をあえて歌の中に入れてしまうことで、より歌に表情が出てくるのです。

たとえばプロの歌の中でも、声の最後に「ハー」という息を吐く音を聞かせることがあると思います。雰囲気があってハスキーな感じが出て、すごく難しいテクニックを使いこなしているように感じませんか?でも実際は、そんなことはありません。

歌の中に呼吸を取り入れるには、次の3つのやり方があります。①声を出す前に息を吸う、②息を吐きながら声を出す、③声を出したあとに息だけを吐く。以上さえわかっていれば、あとは実践あるのみです。

最後に、自分の呼吸を確認する方法を紹介します。声を出すときに紙を一枚顔のすぐ目の前にかざしてみてください。呼吸をしているときに紙が揺れ、声を出しているときには紙がビリビリ震えるので、自分の歌の呼吸の状態がすぐにわかります。

アドバイス8 上手に息継ぎをしたい

息継ぎがスムーズにできると、途中で声が途切れたり苦しくなったりせず、楽に歌い続けることができます。ぜひ上手な呼吸法を身につけておきましょう。

まず、息を吸うのではなく「ハー、ハー、ハー」と、たて続けに息を吐き出してみましょう。そして、少しずつ「ハッ、ハッ、ハッ」と、吐く息のスピードを上げていきます。犬が呼吸をしている様子をイメージすると、わかりやすいかもしれません。息を吐いたあと、自然と息を吸い込んでいつことに気づきませんか?

深く息を吸い込まなくても、息を吐いたあとには、体が自然と十分な空気を吸い込んでくれます。これを意識的に行えば、短く鋭い呼吸ができるようになるわけです。

空気を強く吸おうと意識してしまうと、吸った瞬間に力んで体が固まり、歌の流れが止まってしまいます。ところが息を吐く動作から続けて息を吸うと、力まずに呼吸が行えるため、歌の流れも止めずに済むのです。

アドバイス9 歌にアクセントをつけたい

声を出すとき、アクセント(どこを強く発音するか)はとても重要です。同じ大きさの声でも、アクセント次第で聞く人の印象は全く違ってきます。

明るく大きな声に聞こえるためには、最初の一語目から大声で発音しないこと。二語目からにより大きな声を出すように意識することがコツです。

例えば、「おはようございます」というときも、「お」ではなく二語目「は」を大きく発音してみましょう。「お」を一番大きく発音すると、次第に声が小さくなっていく印象を与えてしまいます。また、最初から大声を出そうと意識しすぎることで、声が上ずってしまうかもしれません。

「お」よりも「は」を大きく発音すれば、全体的に声が大きく聞こえるうえ、言葉の響きもより明るくなり、非常に聞き取りやすい発音になるはずです。

「こんにちは!」というときにも同様。「こ」よりも「ん」を意識することで、より元気のいい印象になります。歌を歌うときに、ぜひこのテクニックを試してみてください。

アドバイス10 ビブラートを楽にかけたい

歌の途中で声を震わせることを「ビブラート」といいます。プロの歌手はビブラートを使って、いろんな歌い方をしているのはおなじみですね。ここでは、簡単にビブラートをかける方法を紹介しましょう。

やり方はとても単純。まずうちわをふたつ用意します。そして「あーーー」と声を出しながら、うちわを体の前方に向けて交互に仰ぐだけ。これだけで声帯が震えて微妙に呼吸の量が変わり、自然とビブラートがかかります。うちわをゆっくり仰ぐと大きな抑揚の声になり、速く仰ぐとそれだけで細かい抑揚の声になるはずです。

声帯を震わしてビブラートをかける感覚をつかんだら、声を出しながらうちわをピタッと止め、そのまま声を震わせ続けてみます。今すぐビブラートをかけたいときは、片手でさりげなく手を振るだけでもできます。

音程を変えたり、伸ばした声の最後だけ震わしたり、また言葉の途中で強くビブラートをかけて「こぶし」を効かせてみたりと、いろいろ試してみましょう。

アドバイス11 裏声を簡単に出したい

地声に対して、裏返った声のことを一般的に裏声といいます。裏声を使うと高い声が出るので、歌の中でもよく使われます。とはいえ自由に使いこなすのはなかなか大変。しかし、裏声は簡単に身につけることができるのです。

まず、口笛を吹くように口をすぼめます。そして吹き矢を吹くような要領で、勢いよく息を吐きながらのどを絞って、思い切って裏声を出してみます。息の強さを調整しながら、「ひゅっ」と声がでるまで何度か試してみましょう。

うまく裏声が出たら、そのまま声を伸ばしてみます。「ひゅー」と声が続くようになれば、あとは声を出しながら口を「い」の形に左右に開いて完成です。

もう1点、歌の途中で地声と裏声を切り替えるコツをご紹介します。裏声から地声にするのは簡単ですが、地声から声を出し続けたまま裏声にするのは難しいです。無理やり声を切り替えようとすると、失敗してしまいます。

そんな時は一度息を止め、改めて口をすぼめて裏声を出してみましょう。何度か声を切り替える練習をすれば、ちょっと開いただけでは声が途切れたとわかりません。

アドバイス12 声に「こぶし」を効かせたい

「こぶし」とはポップスやロック、演歌などで使う、うねるように声を出す節回しのことです。プロもよく使う歌い方ですが、効果的にこぶしを効かせると、歌はとても印象的なものに変わります。では、うまく「こぶし」を効かせるにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、声と喉だけでこぶしを効かせようとせず、リズムを意識してみましょう。「こぶし」は大きく分けて、「タタ」「タタタ」と2つのリズムがあります。まず連続して、「タタ、タタ、タタ、タタ」「タタタ、タタタ、タタタ、タタタ」と声に出し、リズムを口で覚えてしまいます。このリズムのまま「あ」や「え」を発音してみましょう。強調するタイミングによって、「あぁ」「ぁあ」「あぁあ」「ぁあぁ」と、4タイプの声になります。これだけでこぶしが効いているように聞こえませんか?

さらにもう1点、歌を歌うときに、足の親指に体重を乗せて、こぶしを効かせたところで、さらに足をぐっと下に踏み込みましょう。体全体を使って声の節回しを変えることで、こぶしがより強調されるのです。

アドバイス13 マイクの上手な使い方

カラオケなどマイクを使うときに効果抜群の技を紹介します。ここで気をつけることは、スイッチの入れ方、持ち方、角度の3点です。

まず、スイッチは前奏(イントロ)では切っておきましょう。歌わないときにスイッチを入れると、余計な音が入ったり音が反響したりしてしまいます。

つぎに持ち方。マイクの持ち手だけつかむと澄んで通る声、指を集音部分にかけると少し太い声に聞こえます。指をかけるときは、マイクの半分より下、指2本分くらいまで。マイクの中心をつかむと、声がこもってしまいます。

最後に角度。マイクは真上から音を当てるのが基本です。横から音を当てるとほとんど音を拾いません。この性質を生かし、マイクは少し斜めに持ち、口と垂直になるように構えます。声を小さく聞かせたいときは、指や手首で角度を調整。同じ声でもマイクの角度によって強弱をつけることができるのです。

ちなみに、近くにスピーカーがあるときは、なるべくスピーカーから離れて歌うほうが声がよく聞こえましう。またマイクとスピーカーが近いと、マイクから「ピー!」とカン高い音が鳴る「ハウリング」という現象が起こってしまいます

アドバイス14 歌うときの心構え

カラオケなどで歌うとき、慣れてないとどうしても緊張してしまうものです。緊張すると、普段はうまく歌えるはずが、思わぬ失敗をしてしまうことも。そこでここでは、うまく歌いたいときの心構えの話をします。

通常、歌を歌うときには、①人に聞いてもらいたい、②人の注目を集めたい、③ただ気持ちよく歌いたいという3タイプの考え方があると思います。とくに大勢の前で歌うときに人を意識してしまうと、「うまく歌わないと」とか「目立たないと」などと思ってしまいがち。この考え方が緊張のもとです。

そこで、歌を歌うときには、③のように、周りの目を気にせず自分が気持ちよく歌うことを一番に考えましょう。歌は自分が歌って楽しいことが一番大事。楽しく歌えば、自然と歌い方になっているものです。

人を意識せずに歌うことができれば、あとは歌の歌詞や内容などをイメージして、「どんな風に歌うか」を考えながら歌ってみましょう。自然と歌に気持ちがこもり、結果的に、より人に伝わるように歌えるはずです。

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