株式投資、投資信託、FX、不動産投資などの違いやメリット・デメリット

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老後資金として自力で2,000万円準備しとかないといけないと報道され、少なからず投資をしようと考えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「でも何に投資すればいいの?」「投資って恐い…」「めんどくさそう…」などいろいろあると思います。

投資といっても実際には、株式投資、投資信託、ETF(上場投資信託)、債券(国債)、FX(外国為替証拠金取引)、先物・オプション取引、REIT(不動産投資信託)、不動産投資など数多く存在します。この中から自分にあった投資を見つけ出していかなければならないのです。

ここでは、この中でも特にメジャーな株式投資、投資信託の投資について簡単にご紹介したいと思います。少しでも投資に興味を持っていただき、自分がやる投資の参考にしていただければ幸いです。

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株式投資ってどんなの?

投資といったら株式投資が思いつく人が多いと思います。仕組みが非常に簡単で「安く買った高く売る」この差額を儲けとして運用資産を増やしていく投資です。また、配当金や株主優待を目的にする投資ともいえます。

投資する企業を自分で決め、1社ごとに投資をしていきます。安いもので1万円未満で購入できる株もあれば、100万円以上するような株もあります。また1日で2~3%ほど値動きがするのが当たりまえですので、ハイリターンハイリスクといえる投資でしょう。元本保証がないため、投資した企業が倒産などしてしまったらゼロとなることがあります。しかし、考え方を変えるとこのゼロが株式投資の最大の損であって、借金を背負うことはありません。

東証1部や2部、JASDAQやマザーズなどの上場株式は、取引時間中にいつでも買うことができ、利便性が高く、すぐに現金化できるという流動性に優れています。また、価格も確認しやすいといえます。

投資信託ってどんなの?

次に思い浮かぶ投資は投資信託ではないでしょうか。この投資信託は、自分と株式投資の間にプロ投資家が入って、実際の運用はこのプロ投資家がしてくれるというものです。

株式投資が短期的投資とすれば、投資信託は中・長期的投資といえます。その理由としましては、株式投資は短期的に運用益を出すことを目的とされるのを目的とされるのに対し、投資信託は、複利を目的とした中・長期的に運用益を出すことを目的とされることが多いからです。

これだけ聞くと株式投資より安全では?と思うかもしれませんが一概にはそうとは言えません。実際はファンド(投資商品)に投資をするわけですが、その商品には特徴があり、ハイリスク・ハイリターンの商品もあれば、ミドルリスク・ミドルリターンの商品、ローリスク・ローリターンの商品があり、その中で、さらにインデックス型とアクティブ型に分かれます。数にして約6,000ほどあるといわれており、この中から自分にあったファンド(投資商品)を見つけなければなりません。

また、プロ投資家に運用してもらいますので、手数料を支払う必要があります。よって手数料面では株式投資より多く支払う必要がります。大きな運用益を出すこともできる投資信託ですがファンド(投資商品)の選択がカギとなっていることは言うまでもありません。

ETF(上場投資信託)ってどんなの?

投資信託のなかでも上場しているものをETF(上場投資信託)といいます。ETF(上場投資信託)はExchange Traded Fundの略で、株式投資と投資信託の両面の特徴を持つ金融商品ですが、値下がり・元本割れリスクがあります。

ETF(上場投資信託)は通常の投資信託より手数料が安いのが特徴です。銘柄数は約200銘柄と少なく、通常の投資信託のように積立型の投資は原則できません。ETF(上場投資信託)は日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった株価指数に連動するタイプの商品が多く、通常の株式投資に比べ個人投資家の中では人気となっている金融商品です。

債券(国債)ってどんなの?

債券(国債)はその名のとおり国が発行する債券で、発行時に決められた利息をもらえるとともに、満期まで持てば元本が戻ってきます。国が元本を保証しているため、リスクはほぼ皆無といって過言ではありません。

しかし、個人投資家にとって、この国債はあまりメリットがないと思います。なぜなら、近年のマイナス金利政策導入以降、10年ものの国債の流動利回りはマイナスになることも珍しくないからです。長期ものの国債であればまだプラスですが、少しでも運用益を考えているのであればお勧めはしません。

FX(外国為替証拠金取引)ってどんなの?

FX(外国為替証拠金取引)は、今一番注目されている投資といっても過言ではないくらい人気があります。本屋の投資関係の棚をみると必ずFX(外国為替証拠金取引)についての本が、ずら~っと並んでいます。

FX(外国為替証拠金取引)の最大の特徴は、証拠金を差し入れて、その何倍もの(最大25倍まで)外国為替で取引ができることです。対象通貨は米ドル、豪ドル、ユーロなどのさまざまな取引ができます。ほぼ24時間取引ができ、利便性は非常に高いといえます。

しかし、少ない元手で最大25倍もの取引が出来るため、自分が思っている方向に進めば莫大な運用益を一気に得ることができますが、もし反対の方向にいってしまったら…

私の友人で、一夜にして50万の借金を背負った友人がいました。言うまでなく、超ハイリスク・ハイリターンです。

先物・オプション取引ってどんなの?

先物・オプションは、よくデリバティブと呼ばれる金融商品で、主に原資産(株式や債券、通貨など)から派生した商品です。これもFX(外国為替証拠金取引)と同じで少ない元手で、何倍もの取引ができるのが特徴です。よって、自分が思っている方向に進めば莫大な運用益を一気に得ることができます。なので、あまり初心者向けとはいえません。

REIT(不動産投資信託)ってどんなの?

REIT(不動産投資信託)のイメージは少額で不動産投資ができるというものです。しかも運用はプロがしてくれるからリスクは少なくなります。具体的には、投資家から集めた資金で不動産を保有し、それから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配します。

株式より流動性は落ちますが、上場していることもあり不動産そのものより流動性はぐーんとあがります。また、配当利回りが通常の株式投資よりも高いことが多いのが人気の理由の一つです。

リスクとしては、元本割れの可能性があることや、不動産投資ならではのリスクも多少なりともあるということです。しかし、運用はプロがしてくれる分そのリスクは通常の不動産投資よりグッと少ないといえます。

不動産投資ってどんなの?

不動産は、これまで紹介してきた投資商品とはタイプが異なります。株式や為替などの値動きの影響を受けにくいため、株式や為替とは別に投資する分散投資との対象としても有力です。

不動産投資には、マンション経営、アパート経営、駐車場経営などがあります。主に賃料を収入源として不労所得でよく紹介されている人気の投資術の一つです。REIT(不動産投資信託)も、ある意味不動産投資といえますが、ここでいう不動産投資をする場合は、基本的に多額の資金が必要で、借り入れをすることが多いので不動産投資特有のリスクがあります。しかし、反面、家賃収入や駐車場収入は比較的安定的に入ってきますので、ミドルリスク・ミドルリターンといえる投資であるといえます。

不動産投資のリスクやメリット・デメリットの詳細は下記の記事に記載していますので興味のある方はぜひ。

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