「行政書士試験に申し込みたいけれど、手続きの方法がよくわからない」という方は少なくありません。行政書士試験は年齢や学歴に関係なく誰でも受験できる国家資格試験ですが、申込みには「インターネット申込み」と「郵送申込み」の2つの方法があり、それぞれ受付期間や必要書類が異なります。
この記事では、令和8年度行政書士試験を例に、申込方法の種類や受験料、申込期間の締切、必要書類、顔写真の規格などを初心者にもわかりやすく解説します。これから申込手続きを行う方は、期限に遅れないよう早めに準備を進めましょう。
なお、本記事の内容は令和8年度試験に関する情報です。申込方法や日程、金額などの詳細は年度によって変更される可能性があるため、実際に手続きを行う際は、必ず一般財団法人行政書士試験研究センターが公表する最新の試験案内をご確認ください。
行政書士試験の受験資格と試験日
誰でも受験できる試験
行政書士試験は、年齢、学歴、国籍などに関係なく、どなたでも受験できる試験です。他の国家資格のように学歴要件や実務経験が求められないため、社会人や学生、法律の学習経験がない方でも挑戦しやすい試験といえます。この間口の広さも、行政書士試験が法律系資格の入門として人気を集める理由のひとつです。
令和8年度の試験日と試験時間
令和8年度の行政書士試験は、令和8年11月8日(日)午後1時から午後4時までの日程で実施されます。試験時間は3時間で、択一式と記述式を組み合わせた筆記試験が行われます。試験室への入室は午前11時50分から始まり、午後0時20分までに着席する必要があるため、当日は時間に余裕をもって会場に向かうことが大切です。
行政書士試験の申込方法は2種類
インターネット申込み
インターネット申込みは、パソコンやスマートフォンから手続きができる方法で、行政書士試験研究センターの公式サイトから申し込みます。令和8年度は、令和8年7月21日(火)午前9時から令和8年8月24日(月)午後5時までが受付期間です。受付締切日の午後5時になると、入力途中であっても申込みができなくなるため、余裕をもって手続きを済ませておくことをおすすめします。インターネット申込みでは、顔写真のカラー画像データ(JPEG形式)をあらかじめ用意しておく必要があり、推奨ブラウザはMicrosoft EdgeとGoogle Chromeとされています。
郵送申込み
郵送申込みは、行政書士試験研究センターから取り寄せた「受験願書・試験案内」に必要事項を記入し、簡易書留郵便で郵送する方法です。令和8年度の受付期間は、令和8年7月21日(火)から令和8年8月17日(月)までの消印有効で、インターネット申込みより締切が1週間ほど早い点に注意が必要です。願書は、窓口での配布のほか、返信用封筒と切手を用意してセンターへ郵送で請求することもできます。
受験料と支払い方法
受験料は10,400円
行政書士試験の受験手数料は10,400円です。一度払い込んだ受験料は、地震や台風などにより試験自体が実施されなかった場合を除き、返還されません。受験を決めたら、申込内容に誤りがないか十分に確認したうえで手続きを行いましょう。
申込方法ごとの支払い方法の違い
インターネット申込みの場合は、申込者本人名義のクレジットカード、またはコンビニエンスストアでの支払いが可能です。この場合、受験料とは別にシステム手数料370円が必要になります。郵送申込みの場合は、試験案内に同封された専用の振替払込用紙を使って、郵便局(ゆうちょ銀行)の窓口で払い込みます。ATMでの払込みは証明書が発行されず受け付けられないため、必ず窓口を利用してください。
顔写真の規格に注意
インターネット申込み用の顔写真
インターネット申込みで使用する顔写真は、受験申込前3か月以内に撮影したカラー写真で、無帽・無背景・正面上半身の、顔の大きさが写真全体の4分の3程度あるものが求められます。ファイル形式はJPEG、サイズは高さ320・幅240ピクセルと細かく指定されているため、事前に規格を確認しておきましょう。
郵送申込み用の顔写真
郵送申込みの場合は、縦4cm・横3cmサイズの、正面上半身・無背景のカラー写真を願書の所定欄に貼り付けます。集合写真やスナップ写真からの切り抜き、画像加工を施した写真は受け付けられません。めがねを着用して受験する方は、試験当日に使用するめがねをかけた状態で撮影しておくことも忘れないようにしましょう。
申込みから試験当日までの流れ
受験票の発送と合格発表
受験票は、令和8年10月19日(月)(予定)に発送される見込みです。受験票が期限までに届かない場合は、センターへの連絡により再発行の手続きが可能です。合格発表は令和9年1月27日(水)に行われる予定で、合格者の受験番号はセンターの事務所掲示板とホームページの両方で公表されます。
早めの準備が安心につながる
申込方法によって受付期間や必要書類、支払い方法が異なるため、直前になって慌てないよう、余裕をもって準備を進めることが大切です。特に、身体の機能に障がいがあるなどの理由で特例措置を希望する場合は、受験申込み前にセンターへの相談が必要になるため、早めに試験案内を確認しておきましょう。
申込み時によくあるミスと対策
記入漏れ・入力ミスへの注意
郵送申込みでは、受験願書の記入漏れや、振替払込受付証明書の貼り忘れなどにより受付ができないケースが起こりがちです。インターネット申込みでも、顔写真データの規格違反や、決済手続きの途中離脱などによって申込みが完了しないことがあります。手続きを始める前に、必要事項と添付書類を一覧にして確認しながら進めると、ミスを防ぎやすくなります。
締切間際の申込みは避ける
インターネット申込みは受付締切日の午後5時になると、入力途中であっても手続きができなくなります。郵送申込みも消印有効とはいえ、窓口の混雑や郵便事情によって想定より時間がかかることがあります。締切ぎりぎりの申込みは、思わぬトラブルで受験の機会を逃すリスクがあるため、できるだけ早めに済ませておくと安心です。
試験内容の概要も申込み前に確認しておこう
試験科目と出題形式
行政書士試験は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題)と「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」(出題数14題)の2分野から構成されます。法令等分野では、憲法、行政法、民法、商法、基礎法学などが出題され、出題形式は択一式と記述式です。基礎知識分野は、一般知識や個人情報保護、文章理解などが択一式で出題されます。申込みを済ませたら、早めに出題範囲を把握し、学習計画を立てておくと安心です。
合格基準の考え方
行政書士試験の合格基準は、法令等科目の得点が満点の50パーセント以上、基礎知識科目の得点が満点の40パーセント以上、かつ試験全体の得点が満点の60パーセント以上という3つの条件をすべて満たすことが必要とされています。なお、試験問題の難易度に応じて補正的な措置が取られる場合もあるため、合格基準の詳細は当該年度の公表情報で確認するようにしましょう。
よくある質問
申込み後に試験地や試験会場を変更できますか
受験申込み後は、転勤や転居などの事情があっても、受験申込者側の都合による試験会場の変更は基本的にできません。申込みの際は、当日通いやすい試験地を慎重に選ぶようにしましょう。
申込みを済ませたら何をすればよいですか
申込み完了後は、受験票が届くまでの間に学習を進めながら、試験当日の持ち物や会場までの交通手段を確認しておくとよいでしょう。受験票が届いたら、記載されている氏名や生年月日、試験会場に誤りがないか早めに確認することも大切です。
まとめ
行政書士試験の申込みには、インターネット申込みと郵送申込みの2つの方法があり、受付期間や必要書類、受験料の支払い方法がそれぞれ異なります。特に郵送申込みはインターネット申込みより締切が早いため、早めの準備が欠かせません。
顔写真の規格や特例措置の申請など、見落としがちなポイントもあるため、試験案内をよく確認したうえで手続きを進めましょう。
申込方法や日程、金額などの詳細は年度によって変更される可能性があります。実際に手続きを行う際は、必ず一般財団法人行政書士試験研究センターの公式サイトで最新の試験案内をご確認ください。

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