二級建築士は、一定規模までの木造・鉄筋コンクリート造などの建築物の設計・工事監理を行うことができる国家資格です。一級建築士に比べて扱える建物の規模に制限がある一方、住宅を中心とした設計業務で幅広く活用されている資格です。この記事では、令和8年度の試験日程、受験資格、直近の合格率を解説します。
二級建築士とはどのような資格か
二級建築士試験は、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施しています。試験は「学科の試験」と「設計製図の試験」の2段階で構成され、令和8年度は学科の試験が7月5日(日)、設計製図の試験が9月13日(日)に実施される予定です。受験手数料は18,500円(非課税)です。
受験資格
二級建築士の受験資格は、大学・短期大学・高等専門学校・高等学校などで指定された建築系科目を修めて卒業していること、または一定の実務経験を積んでいることなどが要件とされています。学歴によって必要な実務経験年数が異なるため、自分の卒業した学校・学科が指定科目に該当するかを事前に確認しておくことが重要です。
合格率の目安
令和7年度の実績では、学科試験の合格率は40.9%、設計製図試験の合格率は46.4%、最終的な総合合格率は22.6%だったとされています。過去5年間で見ると、総合合格率はおおむね21%〜26%の範囲で推移しているとされ、学科試験を突破したうえで設計製図試験にも対応できる実力を養うことが合格のポイントとなります。
| 試験区分 | 令和7年度の合格率(参考) |
| 学科の試験 | 40.9% |
| 設計製図の試験 | 46.4% |
| 総合(学科+製図) | 22.6% |
Q. 二級建築士と一級建築士の違いは何ですか?
A. 二級建築士は主に木造建築物や比較的小規模な建築物の設計・工事監理を行える資格である一方、一級建築士はより大規模・高層な建築物にも対応できる点が大きな違いです。
Q. 実務経験だけで受験資格を得ることはできますか?
A. 建築系の指定科目を修めた学歴がない場合でも、一定年数の実務経験によって受験資格を得られるルートが用意されています。詳細な年数の要件は建築技術教育普及センターの最新情報で確認してください。
Q. 学科試験に合格すれば製図試験は簡単ですか?
A. いいえ。設計製図試験は学科試験とは異なる実技的な力が問われるため、学科合格後もあらためて製図の演習に取り組む必要があります。
二級建築士は、住宅を中心とした建築設計の分野で活躍できる国家資格です。学科試験と設計製図試験の2段階構成であり、それぞれの合格率を踏まえたうえで、学科の知識固めと製図の実技演習の両方をバランスよく進めることが合格への近道です。不動産関連の資格としては、別記事「宅地建物取引士(宅建士)とは?試験の概要・難易度・独学の勉強法をわかりやすく解説」もあわせてご参照ください。

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