キャリアコンサルタント(国家資格)とは?試験概要・受験資格を解説

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転職支援サービスや企業の人事部門で「キャリアコンサルタント」という肩書きを目にする機会が増えています。この記事では、この国家資格の受験資格と試験内容を整理します。

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キャリアコンサルタントとはどのような資格か

キャリアコンサルタントは、職業能力開発促進法にもとづく国家資格で、労働者の職業選択やキャリア形成に関する相談・助言を行う専門職です。ハローワークや大学のキャリアセンター、企業の人事部門、人材紹介会社など、活躍の場は多岐にわたります。

受験資格

代表的な受験資格は、厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタント養成講習(総時間数150時間以上)を修了することです。このほか、労働者の職業選択等に関する相談に3年以上従事した実務経験がある方にも受験資格が認められています。

受験資格の主なルート内容
養成講習修了ルート厚生労働大臣認定の養成講習(150時間以上)を修了
実務経験ルート相談業務に3年以上従事した実務経験がある

試験の内容

試験は学科試験と実技試験(論述・面接)で構成されます。実技試験では、実際の相談場面を想定したロールプレイングが行われ、傾聴力や相談者との関係構築力といった、実務に直結するスキルが評価されます。学科・実技それぞれで基準点を超える必要があり、単なる知識だけでは合格が難しい試験です。

未経験からでも目指せる資格

実務経験がなくても、養成講習を修了すれば受験資格を得られるため、人事・教育分野への転職やキャリアチェンジを考える社会人が挑戦しやすい国家資格です。一方で、養成講習には相応の費用と時間がかかるため、事前に複数の講習機関の内容を比較検討することが望まれます。

資格取得後の更新制度

キャリアコンサルタントの登録には5年ごとの更新が必要で、更新のためには一定時間数の知識講習・技能講習を受講することが義務付けられています。これは、労働市場や制度の変化に対応した最新の知識・スキルを維持するための仕組みです。資格を取得した後も継続的な学習が求められる点は、他の一部の資格と異なる特徴といえます。

養成講習の選び方

養成講習は複数の民間機関が実施しており、通学制・通信制・オンライン形式など提供形態もさまざまです。修了後の試験対策サポートの有無や、費用、通いやすさなどを比較したうえで、自分のライフスタイルに合った講習機関を選ぶことが重要です。

試験の実施頻度と申込方法

キャリアコンサルタント試験は、年3回程度実施されており、複数の指定試験機関が試験を運営しています。養成講習修了後、比較的早いタイミングで受験できるよう試験日程が組まれていることが多いため、養成講習の申込み時点で試験スケジュールも確認しておくと、学習計画を立てやすくなります。

キャリアコンサルタントの活躍分野の広がり

キャリアコンサルタントは、ハローワークや大学のキャリアセンターに加え、近年は企業内の人事部門で従業員のキャリア相談を担う「社内キャリアコンサルタント」としての需要も高まっています。従業員の定着率向上やエンゲージメント向上を目的に、キャリアコンサルタント資格を持つ人事担当者を配置する企業も増えてきています。

スーパーバイザーという上位の役割

キャリアコンサルタントとして経験を積んだ後、他のキャリアコンサルタントの相談内容を助言・指導する「スーパーバイザー」としての役割を担う道もあります。スーパーバイザーになるには、一定の実務経験に加えて、専門的な研修を修了することが一般的で、キャリアコンサルタントとしてのキャリアをさらに発展させる選択肢の1つとされています。

資格更新にかかる費用

キャリアコンサルタントの更新講習には、一定の受講料がかかります。5年ごとに知識講習・技能講習をあわせて受講する必要があるため、更新のタイミングと費用をあらかじめ見込んでおくことで、計画的に資格を維持することができます。

Q. 実務経験がなくても受験できますか?

A. はい。厚生労働大臣認定の養成講習を修了すれば、実務経験がなくても受験資格を得られます。

Q. 資格取得後は独立開業できますか?

A. はい。企業や教育機関に所属する働き方のほか、独立してキャリア相談を行う働き方も可能です。

Q. 資格取得後、更新をしないとどうなりますか?

A. 更新講習を受講しないまま更新期限を過ぎると、キャリアコンサルタントとしての登録が失効し、名称を名乗ることができなくなります。

Q. 養成講習はオンラインでも受講できますか?

A. はい。オンライン形式で受講できる養成講習機関も増えており、働きながら学びたい方にも選択肢が広がっています。

キャリアコンサルタントは、養成講習の修了によって未経験からでも目指せる国家資格です。企業法務系の資格については、別記事「ビジネス実務法務検定1級とは?2級との違いと難易度を解説」もあわせてご参照ください。

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