行政書士試験の記述式問題は、内容の正確さだけでなく、解答用紙にどう書くかという点でも注意が必要です。せっかく正しい論点を理解していても、書き方によって評価が下がってしまってはもったいないため、基本的な注意点を確認しておきましょう。日頃の演習の段階から、本番と同じ条件で答案を作成する練習をしておくことが望まれます。
字数制限を守る
行政書士試験の記述式問題は、40字程度で解答することが求められる形式です。字数が大きく不足している場合や、逆に解答欄からはみ出すほど長く書いてしまった場合は、内容が正しくても評価に影響する可能性があります。日頃の演習から、指定字数内で要点を過不足なくまとめる練習をしておくことが大切です。字数を意識しすぎるあまり内容が不正確になっては本末転倒であるため、正確さと簡潔さのバランスを取る練習を重ねることが重要です。
| 注意点 | 内容 |
| 字数 | 指定字数(目安40字程度)に収める |
| 文末表現 | 「〜である」「〜となる」など、設問の指示に沿った文末で書く |
| 読みやすさ | 主語・述語を明確にし、法律用語を正確に使う |
文末表現と読みやすさ
記述式の解答は、設問で問われている内容に応じて「〜である」「〜となる」といった文末表現が求められることが多く、設問文の指示(「40字程度で記述しなさい」等)をよく読んで、それに沿った形で解答をまとめることが重要です。また、一文が長くなりすぎると主語と述語の対応が崩れやすくなるため、簡潔な文章構成を意識することが、採点者に内容が正確に伝わる解答につながります。時間に追われる本試験では、下書きをせずにいきなり解答欄に書き始めてしまうこともありますが、余白に簡単な構成メモを作ってから清書する習慣をつけておくと、文章の乱れを防ぎやすくなります。
よくある質問
Q. 字数が指定より少し多い、または少ない場合はどうなるか。
A. 公式な採点基準は非公表のため断定はできませんが、大きく字数を外れると内容が正しく伝わらない、あるいは減点対象になる可能性があるとされています。指定字数に近づける練習をしておくことが望まれます。多少の前後は許容範囲とされることが多いようですが、極端な過不足は避けるべきです。
Q. 漢字の誤字は減点対象になるか。
A. 法律用語の誤字は、内容の正確性が正しく伝わらない要因になり得るため、日頃から正確な漢字で書く練習をしておくことが推奨されます。普段からパソコンで文章を書くことが多い方ほど、いざ手書きで漢字を書こうとすると思い出せないということもあるため注意が必要です。
Q. 消しゴムで消した跡が残っても問題ないか。
A. 解答用紙は丁寧に扱い、読みやすい状態で提出することが基本です。訂正する場合は、指定された訂正方法(二重線など)があればそれに従うことが望まれます。
まとめ
記述式の書き方とあわせて、そもそも部分点がどのように扱われているのかという採点の実情も理解しておくと、対策の優先順位がつけやすくなります。詳しくは別記事「行政書士試験の記述式、部分点はもらえる?公式非公表の採点基準と対策」をご覧ください。

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