親の思いを受け止めやすい子供に育てよう!
「子供がちっとも言うことを聞かないんです。」「最近子供と距離を感じます。」と親の悩みがあると耳にしますが、これは子供に責任があるのでしょうか?
多くの場合、受け手の子供が悪いのではなく、伝え手の親に責任があることが多いです。
キャッチボールに例えると、まだ構えていない子供にボールを投げて、「しっかり捕りなさい!」と言っているようなものなのです。
子供が話を聞くようにするには、その気になるようにしてあげることが大切です。
親子関係がうまくいっていない家庭を見ると、愛情が伝わっていないや溺愛しすぎ。または厳しさがない、または厳しすぎるなどの原因がみられます。親と子供の思いがかけ離れていってしまっているのです。
子供は、自分を認めてくれている人にこころを開き、安心感を感じて初めて話を聞くようになるのです。
「みんな持っているから」で買い与えない!
おもちゃ屋さんへ行ったときに良くこんなことを子供に言われないでしょうか?
「みんな持っているから、これ買って!」
そう言われた親は、ひとりだけ持っていなかったら可哀そうや仲間外れにされるのではと心配になり、つい買い与えてしまってないでしょうか。
そこはグッと堪えて、こう子供に質問してみましょう。「みんなって誰?」と。そうすることで親は「この子にとって本当に必要なものなのか」を考えることができます。
何事も冷静に判断するためには、心の軸、つまり判断基準をしっかりもつことが大切なのです。
我慢を通じて満足感や幸福感を学ばせよう!
買い物に行くと子供はあれ買って、これ買ってと言ってくるものです。時には泣いて座り込んでしまうことも…
だからと言ってすぐ買い与えるのは良くありません。なんでも言うことを聞いてもらってばかりいると、我慢を知らずに育ってしまいます。そして我慢をしらないと、満足感や幸福感も知らずに育ってしまうのです。
ではいつから我慢を教えるのがいいのでしょうか?
それは乳児のときから可能なのです。例えば、洗い物をしているときに子供が泣き出すとします。乳児が泣くとなると、おそらくおっぱいかオムツでしょう。すぐに手を止めて駆け付けてあげるのもいいでしょうが、「おなかが空いたのかな?今お皿洗いしているから、ちょっと待ってね」と声をかけましょう。そして終わったら「待ってくれてありがとう。おかげでようじ終わったよ」と笑顔で言ってあげましょう。
そうすることで、子供は少し待てば親の笑顔と愛情をもらえると学びます。
我慢を学ぶことができたら、感情のコントロールのできる子供に育ちます。
脱いだ服の置き場所を決めよう!
寝る前に部屋を見てみると、洋服が脱ぎっぱなしになっていたりしてませんか?
脱いだものは洗濯機や洗濯物のかごに入れておくよう教えましょう。
では、ちょっと暑いからとりあえず脱いでおくという場合はどうされてますか?とりあえず椅子やソファーにかけておくといったケースが多いと思います。
しかし、椅子やソファーにかけておくと他人からは散らかしているように見えたりすると思います。つまり、子供たちが服を脱ぎ散らかしてしまっているのは、たいていの場合、だらしないのではなく、場所が決まっていないからなのです。
とりあえず置いておく場所を決めておく方法がいいでしょう。またその時には、ぜひ子供と一緒に決めてください。そうすることで子供はすすんで行うようになります。
こういった口でなかなか直らないようなことは、環境を見直してみるのも一つの手だと思います。
小さいときから服は寝る前に自分で選ばせよう!
服を自分で選ばせる。寝る前に行う。この2点がポイントです。
朝起きてから着替えを用意してあげる親は多いと思いますが、準備の大切さや計画性を身に付けさせるのならば、寝る前に「明日なにを着ようか。」と、いくつか服を出して子供に選ばせましょう。
朝になって選んだ服を着させるのもよし、もし天気が違っていたら、意味がなかったと思うのではなく、違う服を選ばせましょう。そうすることで柔軟性も自然と身に付けます。
これは、幼稚園前からできる習慣です。小学校に行くようになるまでに、この習慣が身につけば「夜のうちに明日の学校の準備をしておきなさい!」という機会は激減するでしょう。
大きくなってからの習慣はなかなか根付きません。早い段階で習慣化しておくことが重要なのです。
9ヶ月目はここまで!どれか1つでも結構ですので気に入ってもらえて実践していただければ幸いです!
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