いざマイホームを買おうと思ってもどれくらいお金が必要となるのか、とても気になりますよね。
アメを買うのとは訳が違います。マイホームづくりの資金計画は重要です。実際、マイホームを買うためには、土地や家の購入代金のほか、物件の事前調査費であったり、各種登録費用、新しい家具等、引っ越し費用、税金などなど必要不可欠な費用がたくさん発生します。
なのでよく広告などで見かける坪単価いくら！を鵜呑みにして予算を組んだら想像以上に予算を超えることはよくあるので注意必要です。
ここでは、マイホームづくりにはどのようなお金がかかるのかを細かくご紹介したいと思います。
工事にかかる費用
家そのものを建てるための費用には、本体工事費と別途工事費があります。
本体工事費
基礎工事
建物の土台となる基礎をつくる工事をいいます。地面を掘り、コンクリートを打ち込んだりしますが、山などの斜面だったところに家を建てる場合、切土か盛土が必要になります。また地盤が弱いところにはコンクリートや鉄筋の量が増えるため費用が多くかかることがあります。
木工事
柱などの大工職人の行う作業がこれに入ります。使用する木材、組み立て方法、家の形状などで大きく費用が変わる可能性があります。
内装工事
床や天井、壁など室内の工事がこれに入ります。床のフローリング、壁のクロスの種類、床暖房、畳などなど種類によって費用が変わってきます。
屋根工事
屋根と一言でいっても様々あります。屋根下地、軒、屋根葺き、雨どいなどがこれに入ります。屋根には種類があり、瓦屋根や金属屋根などです。瓦屋根は初期費用はかかりますがランニングコストは安く済む傾向にあり、金属屋根は初期費用は抑えれますが数年後にメンテナンスが必要となる傾向があります。
塗装工事
ペンキやニス塗り、外壁の吹付け工事がこれに該当します。使用する塗料の種類や塗る面積によって大きく費用が変わってきます。
電気設備工事
電気配線工事。配電盤、スイッチ、コンセント、インターホンなどを設置する工事をいいます。
給排水設備工事
水回りに関する給排水の配管工事をいいます。浴槽、キッチン、トイレ、洗面台などが該当します。コストを低く抑えるコツとしては、できるだけ配管が一直線になるように気を付けることです。そうすると配管が短くなり費用削減につながります。
住宅設備工事
住宅設備機器の取り付け工事がこれに該当します。お風呂、システムキッチン、トイレのユニットなどがこれにあてはまります。それぞれのランクによって費用が大きく変わるところでもあります。
仮設工事
工事をするための足場やシート、簡易トイレ、電気、水道などの工事現場で必要な設備工事をいいます。
別途工事費
解体工事
もともと建物があって建て替えをする場合に行う工事のことをいいます。ただ取り壊すだけの費用をいうのではなく、不要物の分別処理費やリサイクル費用などがかかってきます。
外構工事
門扉まわり、カーポート、植栽などがこれに入ります。どの素材を使用するかによって費用が変わってきます。
冷暖房設備工事
エアコンなどの空調設備の設置などがこれに該当します。これも設置する設備のランクによって大きく費用が変わってきます。
地盤改良工事
地盤が弱い場合に必要となる工事をいいます。家を建てる上でもっとも削れないところといっても過言ではない部分となります。
ガス工事
ガス管の引き込み工事をいいます。メーターの設置などガス工事は専門の業者が行うため別途工事費に含まれます。
設計費・現場監理費
設計を建築士などの専門家に依頼した場合に必要となる費用をいいます。また監理費とは建築士などが設計したとおりに工事が行われているかどうかを監理するための費用をいいます。
工事以外にかかる費用
工事費以外にもさまざまな費用があります。中には見落としがちな費用もありますので、もし必要となる費用であれば予算に入れるようにしましょう。
税金・住宅ローンなど
不動産取得税
土地、家屋を取得した時にかかる１度きりの税金。
火災保険料
ローンを組む際に加入が義務化されているもの。
不動産業者への仲介手数料
不動産業者を通じてマイホームを購入する際に必要となる手数料。
通常、購入対価の３％＋６万円が手数料となる。
ローン事務手数料
住宅ローンを組む時に必要となる事務手数料。
固定資産税
不動産を所有しているとかかる税金。３年に１度価格が見直されそれに伴って課税される。
印紙代
設計業務委託契約書や工事請負契約書などに使用する印紙代をいいます。
その他の費用
地鎮祭費用
地鎮祭を行う場合、神主さんへの謝礼や、お供物代などの費用をいう。
上棟式費用
上棟式を行う場合、工事関係者に出すご祝儀などの費用をいう。
近隣あいさつ費用
ご近所様への騒音などによる不便をかけてしまうことを考え、今後のお付き合いもかねて行う手土産代などをいいます。
引っ越し費用
新居への引っ越し費用のみではなく、新居ができるまでの仮住まいへの引っ越し費用などが掛かる可能性があります。ものが多くなればなるほど費用が大きくなります。
仮住まい費用
新居ができるまでの仮住まい費用をいいます。
まとめ
いかがでしょうか。マイホームを買うといっても様々な費用が存在してきます。ここに挙げたのも一例にすぎません。
しかし、正直全てを把握して購入できるかというと、なかなか難しいと思います。ですので、最低限かかるであろう費用の種類を知っておくことをおススメします。
そうすることで資金計画がより正確に立てやすくなります。
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