「とりあえず投資を始めてみたけれど、何を目指しているのか分からなくなってきた」ということはないでしょうか。資産運用を続けていくうえでは、最初に目標を整理し、それに合わせた資産配分(ポートフォリオ)を考えることが大切です。この記事では、初心者向けの目標設定とポートフォリオの考え方を整理します。
資産運用の目標を整理する
「何のために」「いつまでに」「いくら」を明確にする
老後資金、教育資金、住宅購入資金など、資産運用の目的は人によって異なります。目的が決まると、いつまでにいくら準備したいのかという目標も具体化しやすくなり、それに応じた運用方針を立てやすくなります。
目標までの期間でリスクの取り方が変わる
目標までの期間が長いほど、一時的な値下がりがあっても回復を待つ余裕があるため、比較的リスクの高い資産の比率を高めやすくなります。一方、数年以内に使う予定の資金は、値動きの小さい資産で堅実に準備することが望ましいとされています。
ポートフォリオ(資産配分)の基本的な考え方
資産クラスを組み合わせて分散する
株式・債券・不動産(REIT)など、値動きの異なる複数の資産クラスを組み合わせることで、特定の資産が値下がりした際の影響を和らげる効果が期待できます。この組み合わせをポートフォリオと呼びます。
年齢やリスク許容度に応じて配分を考える
一般的に、若く運用期間を長く取れる人ほど株式などのリスク資産の比率を高め、年齢が上がるにつれて債券などの比較的安定した資産の比率を高めていく考え方がよく紹介されます。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々のリスク許容度によって適切な配分は異なります。
ポートフォリオの見直し(リバランス)
値動きによって当初の配分が崩れていく
運用を続けていると、値上がりした資産の比率が高まるなど、当初決めた資産配分から徐々にずれていきます。このずれを放置すると、想定以上のリスクを取っていることに気づかないまま運用を続けてしまう可能性があります。
定期的にリバランスを行う
年に1回など、定期的なタイミングで資産配分を見直し、増えすぎた資産を一部売却し、減った資産を買い増すなどして、当初の配分に近づける「リバランス」を行うことが推奨されています。
よくある質問
Q. 初心者はどのような資産配分から始めるとよいですか?
絶対的な正解はありませんが、まずは国内外の株式・債券にバランスよく分散したインデックスファンドを1つ選ぶところから始める初心者も多く見られます。慣れてきたら、自分なりの配分を検討していくとよいでしょう。
Q. 目標や配分は一度決めたら変更してはいけませんか?
いいえ、ライフステージの変化(結婚、出産、転職など)に応じて、目標や資産配分を見直すことは自然なことです。定期的に自分の状況を振り返る機会を持つとよいでしょう。
まとめ
資産運用を始める際は、目的・期間・目標金額を整理し、それに応じた資産配分(ポートフォリオ)を考えることが大切です。株式・債券などを組み合わせて分散投資を行い、定期的にリバランスを行うことで、当初の方針からのずれを修正しながら運用を続けることができます。

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