子供が嘘をつくのはなぜかを考えよう!
子供が嘘をつくことに敏感な親がいます。しかし、大人の嘘と子供の嘘は違うものと認識する必要があります。
子供は、自分を守る為に嘘をつきます。親は、子供が嘘をついたときになんとかして子供に白状させようとしてしまうものですが、その前に、子供の失敗について叱ったり叩いたりしたことはなかったかを考えてみましょう。
失敗を叱られることの多い子供は、叱られるのが嫌なので、防衛的になるものです。そのため嘘をつくのです。「〇〇のせいだよ」と他人のせいにするときは特に注意をしたいものです。
嘘をつかない子に育てるためには、子供の失敗を非難せず、上手に叱る必要があります。そうすれば子供の方から「ごめんなさい」と素直に謝れるようになります。
なにか悪いことをしてしまったときは、子供は必ず「悪いことをした」と思っていますので、親は「この次は注意しようね」と言うくらいで結構なのです。
悪口より誉め言葉を口に出すよう導こう!
人間というものはついつい悪口を口に出してしまうものです。しかし悪口を口にすると、自分の心が悪くなっていきます。また聞かされる側も、最初は笑って聞くかもしれませんが、だんだん嫌になって最終的にはその人から離れていきます。
もし子供が友達の悪口を言ったとしても「そうだな」と思っても、一緒になって言うのではなく、反対にその友達のいいところを見つけて、誉め言葉を口にするよう導いてあげましょう。
そしてそれは親である私たちが先に実践するようにしましょう。「〇〇ちゃんの〇〇なところがすごいね!」や「見習いたいね!」などいい言葉を口にすると、自然と心が綺麗になっていきます。
なので、子供が悪口を言っていても、長所を見つけ、誉め言葉を口にするよう導いてあげましょう。そして親は子供の前では悪口は言わないようにしましょう。
子供の「出来た!」を増やしてあげよう!
子供はまだ手先などが上手く使えることができずに、なにかと最後までできないことがあります。
パジャマを一人で着替えるにしても、「自分で着替えなさい」というだけでできるものではありません。
例えば、このパジャマのボタン、どのように教えてますか?
おそらく、多くの親は、とりあえず子供に途中までやらせて「できない」と言ったら手伝ってやってあげるというのがほとんどだと思います。悪くはないのですが、この着替えにはちょっとしたコツがあります。
ちょっと視点を変えてみましょう。先に親が途中までボタンを通してあげ、あと少しというところから、自分でさせてあげるのです。そうすることで、子供は「出来た!」と達成する喜びを体験することができるのです。また、この達成感に導かれ、どんどん自分でやるようになり、されには手先の器用さも向上していきます。
この達成感を味わうことで、集中力、やる気、向上心が伸び、さらに難しいことにもチャレンジするようになってきます。
最初を手伝ってあげるのか、最後を手伝ってあげるのか。それぞれメリット・デメリットがあります。その時のケースで使い分けてみてはいかがでしょうか。
焦らず、一つ一つできることから。
幼稚園から帰ってきて「洋服をしまおうね。」と子供に言って、子供がしまっている最中に「あ、靴が脱ぎっぱなし!」「かばんもまだそのまんま!」と次から次へと指示を出してしまってませんか?
そうなると子供の頭の中はパニックで自信を無くしてしまします。
こんなことを続けていると、子供は集中力を無くし、消極的な指示待ちの人間になってしまいます。
まず一つの指示を出したのなら、それが出来るまで待ちましょう。そして出来たら褒めてあげて、また次の指示を出すようにしましょう。そうすることで、ひとつの物事を確実にできるようになり、最終的に物事を見通し、並行して進める力が身に付きます。
「命」について話してあげよう!
命は尊いもの。命は一度失ってしまったら、二度と戻すことはできません。それは植物や昆虫も同じ。かけがえのない唯一無二のものなのです。だからこそ大切にする価値があるのです。
命については、ご先祖様を絵に描きながら「あなたを産んだのは誰?」「パパやママを産んだのは誰?」と話してみましょう。そして、「もしこのご先祖様の一人でも、大人になる前になくなってしまっていたらどうなる?」と続けて聞いてみましょう。
自分の命は自分の物だからどうでもいいや、他人の命も自分の命じゃないからどうでもいいやと「死」について軽視するようになってしまったら、これから先の何千、何万といるご先祖様の命のバトンがそこで途絶えるかもしれません。
だから、ご先祖様がずっと繋いでくれたのだから、大事にしなくてはいけません。
子供にはちょっと難しいかもしれませんが、人として生きていく上で必ず必要となることです。
ゆっくり優しく教えてあげましょう。
12ヶ月を迎えて、最後に。
いよいよ小学校入学までのおススメの子育て法の最終月となりました。数にして全60項目。全て読んでくださった方、本当にありがとうございました。少しでも皆様の手助けになれば幸いと考えております。今後も子育て関係の内容をご紹介していこうと思いますので、ぜひ他も読んでいただければと思います。
皆様が子育てって楽しい!と思っていただけることを願っています。
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